大阪・関西万博のパビリオン前には日傘がずらり並んでいた=2025年6月18日午後0時41分、大阪市此花区、小林一茂撮影

 大阪・関西万博では、高温多湿の二重苦が本格化している。東京よりも暑い大阪での「酷暑万博」をどう乗り切るか。来場者だけでなく、運営側も「最大限の警戒」で対応に当たっている。

 大阪市の最高気温が今年最高の34.1度となった18日。大阪市此花区の万博会場は日傘を差す来場客で埋まり、休憩所には涼む人たちがごった返した。

 記者が正午ごろに東ゲートから会場に入ると、体の表面が一気に暑くなっていく。肌着はすぐに汗でじっとりし、強い日光を頭に浴びてくらくらした。

 ミストが出る扇風機を見つけ、思わず当たりに行った。その場に居合わせた大阪市の50代女性は、友人との待ち合わせ中に涼しさを求めてたどり着いたという。

 「昨日、天気予報を見て思わ…

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