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企画・ど久礼もん企業組合の冷凍タタキ。解凍すると香ばしい香りが食欲をそそる=2019年3月12日午後1時48分、同組合提供
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 高知県中土佐町で水揚げされたカツオを加工・販売する「企画・ど久礼(くれ)もん企業組合」が、冷凍品の本格出荷を始めて1年がたった。出荷量が安定化したことで豊洲市場(東京)との取引も始まり、年間売り上げは倍増したという。

 ど久礼もんは、地元の商店主らが町おこしにと2007年に設立。誰もがカツオに対する妥協は許さない頑固者ばかりだったため、高知の方言で「ヘソを曲げた頑固者」という意味の「どくれもん」から名付けた。

 地元で取れたカツオにこだわり、特産品開発・販売や食堂経営をしている。カツオのタタキは年間1500万円ほどを売り上げていた。

 しかし従来の冷凍庫では容量に限りがあり、大口の注文に対応できなかった。水揚げ高が安定せず生産量にばらつきがあるため、年間を通じて大量出荷ができる体制作りが課題だった。

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