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責任者を務めるカフェの新商品を試す佐々原悠馬さん(右)=2024年3月8日午前11時45分、香川県丸亀市広島町江の浦、内海日和撮影
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 高齢化率が80%を超える瀬戸内の離島に、現役大学生が移住した。

 香川県丸亀市沖に浮かぶ人口150人ほどの広島。広島県と区別するため、「讃岐広島」とも呼ばれるこの島は、少子高齢化が急速に進み、ここ10年で人口が半減した。

 そんな広島に昨年3月、同志社大学3年だった佐々原悠馬さん(22)が移り住んだ。郵便配達などのアルバイトをしながら、週に1度、京都市内のキャンパスに通ってきた。

 丸亀市の本土側で生まれ育った佐々原さんは、大学を卒業した今春以降も島に残った。

 それは、二つの「好き」が重なったからだった。

貴重な若い働き手として、瀬戸内の島で活躍する佐々原さん。「いずれは市長になりたい」と語る真意は――。

 佐々原さんは小学生の頃、所…

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