まなび場天声人語「見出し」

「天声人語」を題材に、学びを深めませんか。今回は、読解力アップにも役立つ「見出し作り」です。見出しを考えることは、文章が訴えたいことを短い言葉で表現する訓練にもぴったりです。読者のみなさんの投稿から選ばれた優秀作を紹介します。ポッドキャストでは、編集者の林瞬記者が、審査のポイントと見出し作りのコツを詳しく解説します。

「カキ爺さん ブナ一本から海おこし」「森のしずくは海のミルク」「山発 海経由 心行き 植樹36年」「海を育てた5万本のラブコール」「カキじいさんは山へ木を植えに」「森はみんなのおふくろ」「森を育て海にただいま」「未来に根づくカキじいの信念」「木を植え 海が実り 心も育つ」「新緑の森に 大漁旗躍る」「森は広がる山に、海に、心の中に」「森の川 恋ぞ積もりて 海となりぬる」など優秀作以外の作品も紹介・添削します。そしてこの中で、ポッドキャスト賞に輝くのは?

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今月の優秀作

海を愛し 未来を植えた36年(飯島信夫さん 60 東京都)

カキと木のトキメキ(唐井聡さん 41 大阪府)

森と海のキューピッド(槙野彩心さん 中1 山口県)

大漁旗 山にも海にも心にも(石田優子さん 42 埼玉県)

カキじいさんのおおきな森(館野理彩子さん 小6 山梨県)

(編集者のワンポイント)置き換えてみる

 冒頭の「森は海の恋人」という言葉がとても魅力的なので、最初は「このまま使ってもいいのでは」と思いました。一方、「心に木を植える」というのも大事なテーマ。森と海、人の心をつないだ畠山さんの活動を、意外性のある言葉で表現できないか、と考え始めました。

(編集者の見出し)森と海と心 漁師の縁結び

 恋人という言葉の持つロマン…

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