全日本合唱連盟と朝日新聞社が主催する「2025こどもコーラス・フェスティバルinうおづ」が16日、富山県魚津市の新川文化ホールで開かれた。県内の6団体はじめ6都県から11団体が集まり、それぞれステージで合唱を披露した。
午前中は交流会。3グループに分かれて団の自己紹介をしたり、ゲームをしたりして楽しんだ。
午後のステージ演奏は、県内の子どもたちの歓迎合唱で始まった。1団体ごとに講師の合唱指揮者藤原規生さんと作曲家三宅悠太さんが講評した。出演した富山少年少女合唱団の林実咲さん(中学2年)は「他の団の人に聞いてもらってワクワクしながら歌えました」。13人で歌った魚津高校音楽部の小森結菜さん(2年)は「初め緊張したが、仲間の呼吸が聞こえてきてのびのび歌うことできました」と話した。
締めくくりの全員合唱は、オペラ歌手の宮本益光さんが詩を書き、三宅さんが作曲した「ことばを追い越して」。出演した約250人が声を合わせると、大きな拍手が沸いた。宮本さんも東京の合唱団を率いて参加しており、壇上で三宅さんと「自分が思いを込めたものを少年少女が声にしているのを聞き、胸がいっぱい」などと語り合った。