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母・多恵子さん(右)がつくってくれたという鯨のぬいぐるみの帽子をかぶり、港でイベントの参加者を出迎えた米倉愛さん=2025年5月18日午前11時11分、佐賀県唐津市呼子町、岡田将平撮影
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 人口減少社会の中、特に住人が少なくなっているのが、海で隔てられている離島だ。少子高齢化が進む中、島の外から「留学」で子どもたちを呼び込む取り組みが広がっている。

「将来はまた戻りたい」

 「島では、鯨の解体作業の様子を歌にした曲が歌い継がれています。体育大会でも、保存会の人々と一緒に歌いました」

 5月18日、佐賀県唐津市の呼子港から船で20分ほどのところにある人口約250人の小川島。島の高台には、捕鯨基地だった頃の見張り所が残り、地元の中学2年の米倉愛(まな)さん(13)が島外から来た16人をガイドしていた。

 「島の子は遊びに行く時、サ…

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