抽選会開始を待つ各校の主将や部長たち=2025年6月27日午後2時42分、徳島県鳴門市撫養町、鈴木史撮影

 第107回全国高校野球選手権大会徳島大会(朝日新聞社、徳島県高野連主催)の抽選会が27日、鳴門市内であり、出場28チームの組み合わせが決まった。

 2連覇をめざす鳴門渦潮は、初戦で池田―徳島科技の勝者と戦う。今春の県大会を制し四国大会で4強入りした徳島商は2回戦が初戦で、穴吹―城東の勝者と対戦する。

 大会は徳島市のむつみスタジアムで7月12日に開幕する。決勝は29日の予定。

徳島大会の展望(前年優勝校 鳴門渦潮 前年参加チーム数28)

 昨夏の県代表で、昨秋の県大会も制した鳴門渦潮、今春の県大会で優勝した徳島商の両校を中心とした戦いになる。

 鳴門渦潮は上手投げと横手投げで多彩な変化球を操る大城礼が軸。長打は多くないものの、上位打線の振りは鋭く、接戦にも強い。

 徳島商は打撃が好調で春の県大会は5試合で35点を挙げた。決勝は継投で競り勝ち、投手全体の底上げにもつながった。

 今春の県大会で準優勝の鳴門も投手陣が安定。4強の生光学園は粘り強さが持ち味。昨秋準優勝の小松島、昨秋、今春ともに8強入りの阿波も実力がある。

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