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鶴岡東―東北文教大山形城北 七回、東北文教大山形城北は一塁走者の星がけん制で一、二塁間に挟まれタッチアウト=2024年9月28日、ヤマリョー、坂田達郎撮影

 第77回秋季東北地区高校野球山形県大会の準決勝2試合が28日、ヤマリョースタジアム山形(中山町)であった。鶴岡東と日大山形が29日の決勝に勝ち進み、10月12日に福島県で始まる東北大会への出場を決めた。敗れた東北文教大山形城北と山形中央は、東北大会出場の残り1枠をかけ、決勝と同日にある3位決定戦で対戦する。

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 相手左腕の変化球に狙いを定めた。鶴岡東の津田歩叶選手(2年)は「甘い球が来たら打つ」と入ってくるスライダーを振り抜いた。

 三回表、2死三塁。均衡を破る適時二塁打は右翼前にポトリと落ち、「いい所に飛んだ」。

 2番として犠打や単打など「つなぎ」を意識する。低く、強い打球を心がけるが、ほかの3打席も外野への飛球。「打撃はもっとがんばらないと」と反省から口にした。

 応援席から見た今夏の甲子園。視線の先に同じ遊撃手の秋田賢吾さん(3年)がいた。「体の左側で捕球すると送球しやすい」などと助言をくれた先輩の守備に追いつこうと、練習を重ねる。

 完封した杉浦朔投手(2年)は「リズムがよく守りやすい」。甲子園でプレーするため、一つひとつ勝ち上がる。(坂田達郎)

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