気象庁は19日、鹿児島県の奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表した。昨年と比べると2日早いが、平年より7日遅い。奄美を含む鹿児島県では20日ごろまで停滞する見込みの梅雨前線や湿った空気の影響で、雨や曇りの日が多くなり、雷や突風を伴うこともあるとして、気象庁が注意を呼びかけている。
今季は、日本の東にある太平洋高気圧の張り出しが強いことなどから梅雨前線が北へ押し上げられ、最初の梅雨入りは16日に九州南部で発表された。沖縄・奄美以外の地域が最初に梅雨入りするのは62年ぶりだった。平年は5月10日ごろの沖縄の梅雨入りは遅れている。