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オンライン麻雀ゲームで日本一になった高校生のparu22さん=2025年5月29日午後4時39分、兵庫県川西市役所、三浦宏撮影

 3月に開かれたオンライン麻雀(マージャン)ゲームの学生全国大会で、兵庫県川西市在住で神戸市立科学技術高校2年生のニックネーム「paru22(ぱるとぅ)」さん(17)が優勝した。

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 学生麻雀連盟が主催する、ゲームソフト「雀魂(じゃんたま)」を使った学生向け大会「雀魂杯 学生麻雀選手権2024―2025」の高校3年生以下の部で、全国1千人以上の頂点に立った。

 参加者は自宅でオンライン対戦し、予選決勝とその勝者による決勝大会だけは、東京に集まり、向き合った形にパソコンを置いて対戦した。

 「決勝大会は苦戦しましたが、最後の最後で大逆転できた」とparu22さん。中学2年生から本格的に麻雀ゲームを始め、「駒がすべて明らかで情報が完全な将棋と違い、麻雀は不完全情報ゲーム。運も勝負に大きな影響を与えるのがおもしろい」と話す。

 5月29日には、川西市役所を訪れ、越田謙治郎市長に優勝を報告した。高校卒業後は就職する予定なので、学生大会に出られるのは、あと1年。「ひとつ上の大学生相手の大会でも日本一になりたい」と意気込みを語った。

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