ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国政府は25日、ウクライナとロシアの代表団とサウジアラビアの首都リヤドで別個に実務者協議をした結果を発表した。米国側の声明によると、米国は両国と「黒海における安全航行の確保や武力行使の排除、商業船舶の軍事目的使用の禁止」で合意した。
米国と両国代表団との協議は23～25日に行われた。米国の声明によると、米国と両国の首脳がそれぞれ電話協議で合意していた「エネルギー施設」への攻撃停止について、「実施に移す措置を策定」することでも両国と合意した。
エネルギー施設への攻撃停止は、米国が「エネルギーとインフラ」としたのに対してロシアが「エネルギーインフラ」と狭く主張するなど、すれ違いが見られた。エネルギー施設と明確化されたことで、今後は実施に移されるかが焦点となる。
米国は和平への交渉継続に意…
