優勝を決め、グラブでタッチして喜ぶ勝間田莉音投手(中央)ら龍谷の選手=2024年9月28日午前11時49分、さがみどりの森

 第155回九州地区高校野球佐賀大会は28日、佐賀市のさがみどりの森球場で決勝があり、龍谷が佐賀北に3―1で勝ち、21季ぶり11度目の優勝を飾った。両校は10月26日から大分県である九州大会に出場する。

     ◇

 逆転勝ちした龍谷の西琉杏(るあん)主将(2年)は「点をとられても、どれだけ粘れるかを大事にしてきた」と胸を張った。

 守りの時は一塁から再三、マウンドに駆け寄り、勝間田莉音(りお)投手(2年)に声をかけた。「テンポよく、ゴロを打たせることができた」と言う勝間田投手は、準々決勝から3試合を1人で投げ切り、この日は無四球と安定感があった。

 九州大会出場は決まっていたが、「1位と2位は全然違う」と決勝へ送り出した徳山誠一朗監督は、「しっかり優勝をつかみとり、頼もしかった」と選手の成長を感じていた。(森田博志)

共有
Exit mobile version