昨夏の佐賀大会で2年ぶりに優勝し、甲子園出場を決めて喜ぶ有田工の選手たち=さがみどりの森球場

 第107回全国高校野球選手権佐賀大会(前年優勝校 有田工 前年参加チーム数36)

 昨秋と春の県大会を制した龍谷に安定感がある。最速140キロ超の勝間田莉音は、春の5試合を1人で投げきった。長打力がある松尾朱莉を軸に打線が勢いをつかめば、10年ぶりの優勝も見えてくる。連覇をめざす有田工と鳥栖は堅守からリズムをつかみ、北陵は攻守のバランスがいい。

 公立校に3年生の好投手がそろった。1年夏に甲子園で白星を挙げた鳥栖工の松延響は、本来の球威を取り戻せるか。春の県大会で準優勝した唐津商の木本夢翔と昨秋準優勝だった佐賀北の稲富理人はマウンド経験が豊富。佐賀商の鶴田涼介、嬉野の林龍之介はともに大型右腕で楽しみな存在だ。

共有
Exit mobile version