佐賀大会の組み合わせ抽選会を待つ各校主将ら=2025年6月12日、佐賀市兵庫北3丁目、森田博志撮影

 第107回全国高校野球選手権佐賀大会(朝日新聞社、佐賀県高野連主催)の抽選会が12日にあり、参加36チームの組み合わせが決まった。

 今春の九州大会代表で、全国選手権大会に過去3回の出場経験がある龍谷は初戦で唐津商と対戦する。一昨年の全国選手権大会に出場した鳥栖工の初戦は致遠館との顔合わせ。第89回大会で全国制覇の経験がある佐賀北は鳥栖商と初戦を戦う。

 大会は7月5日に開幕し、順調に進めば同21日に決勝がある。

佐賀大会の展望(前年優勝校 有田工 前年参加チーム数36)

 昨秋と春の県大会を制した龍谷に安定感がある。最速140キロ超の勝間田莉音は、春の5試合を1人で投げきった。長打力がある松尾朱莉を軸に打線が勢いをつかめば、10年ぶりの優勝も見えてくる。連覇をめざす有田工と鳥栖は堅守からリズムをつかみ、北陵は攻守のバランスがいい。

 公立校に3年生の好投手がそろった。1年夏に甲子園で白星を挙げた鳥栖工の松延響は、本来の球威を取り戻せるか。春の県大会で準優勝した唐津商の木本夢翔と昨秋準優勝だった佐賀北の稲富理人はマウンド経験が豊富。佐賀商の鶴田涼介、嬉野の林龍之介はともに大型右腕で楽しみな存在だ。

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