閉店を惜しむイベントでは聴衆に両手を挙げて応えた。右はライターの大竹敏之さん=2023年10月

 ■文化を楽しむ、型破りな本の虫

 10月10日死去(膠芽腫〈こうがしゅ〉) 72歳

 昨年7月閉店した名古屋市のちくさ正文館書店本店の名物店長だった。街の独立書店ながら、独自のセンスで人文書、映画、演劇の品ぞろえで知られ、ファンが多かった。

 それは「古田棚」の異名があり、東京から出版社の営業マン…

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