日比野克彦「SEXOB2025」(手前)などの展示 ■根元から考える、地道な造形原理 今や二つの公立美術館の館長を務め、母校・東京芸術大の学長でもあるアーティストの日比野克彦(67)。1980年代の鮮烈なデビューから常に、時代に対応してきたと見る向きもあるだろう。600点以上による今展からはしかし、地道な造形原理のようなものが見えてくる。 展…