コンポージアム2025「ゲオルク・フリードリヒ・ハースの音楽」=大窪道治氏撮影、東京オペラシティ文化財団提供 ■重ねた微分音、覚醒する精神 うなり、うねる音群が描く幻影。空気の振動という音の実体が、これほど生々しく感じられるとは驚きだ。同時代音楽企画「コンポージアム」の今年のテーマ作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ハースの音楽である(22日、東京オペラシティコンサートホール)。 ハースはオーストリア音…