「東映での土台があったからこそ、ノムさんの教えが生きた」と振り返る=植田真紗美撮影

 ■野球評論家・江本孟紀

 ハッキリ言って、東映はお荷物弱小球団。その中で1軍スタートで、開幕して数試合目。七回ぐらいで「おーい、行くぞ」と登板の声がかかった。初登板は要するに敗戦処理でした。

 《1971年、プロ入り1年目で、それまでの「野球」との違いに気づくことになる》

 マウンドに上がると…

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