福岡空港(福岡市)で日本航空(JAL)機が誘導路の停止線を越え、離陸しようとしたジェイエア機が緊急停止したトラブルで、JAL機が管制官から滑走路手前での停止の指示を受けていたことが14日、JALへの取材で分かった。JALは操縦士がこの指示を認識していなかった可能性があるとみており、国土交通省も管制記録などを調べている。
国交省やJALによると、10日午後0時20分ごろ、駐機場を出た羽田行きJAL312便(乗員乗客176人)が誘導路上の停止線を越え、滑走路に近づいた。一方、松山行きジェイエア3595便(同47人)が離陸のため滑走を始めており、JAL機に気づいた管制官が両機に停止を指示。ジェイエア機が急ブレーキをかけて止まった。
JALの説明では、JAL機…