【アーリントン(米テキサス州)共同】米女子プロバスケットボールWNBA、ウイングズのトレーニングキャンプに参加しているパリ五輪日本代表の山本麻衣が、本拠地テキサス州アーリントンで共同通信の取材に応じた。日本勢5人目の最高峰デビューを目指す25歳のガードは「やっとこういう機会がきた。日本とは環境や文化が全然違うので、毎日驚きながら楽しんでプレーしている」と充実感を漂わせた。
愛知・桜花学園高時代から本場でのプレーに憧れていたという。米国の大学への進学希望もあったが、熟慮の末にWリーグのトヨタ自動車へ加入。22年には同じパリ五輪代表の馬瓜ステファニーとアリゾナ州で合同練習するなど、機会があればオフシーズンに渡米し、現地で鍛錬してきた。
ウイングズでは今年のドラフト全体1位指名を受けた司令塔ベッカーズらとともに汗を流す。オープン戦初出場だった2日のエースズ戦は約6分の出場だった。相手守備の腕の長さやスピードにまだ慣れず、三つのターンオーバーを犯したが、唯一放った3点シュートは成功させた。