ベルリン出身でドイツ国籍のダリオ・シュトライヒさん(32)が、徳島県鳴門市の一般行政事務職員として働いている。ドイツとのつながりが深い同市で昨秋、外国籍で初めて正規職員に採用された。10代で映画「七人の侍」を見て日本語にひかれ、大学などで学び続けた。公務員として日本に定住する思いを聞いた。
――仕事の具体的な内容は
文化交流推進課に所属し、市役所と鳴門市ドイツ館(大麻町)にほぼ半分ずつ出勤しています。仕事はイベント運営、通訳、翻訳、講演など様々で、新しい出会いにわくわくする日々です。第1次世界大戦の時に設けられた板東俘虜(ばんどうふりょ)収容所関連の資料分析のほか、捕虜の子孫や内外の訪問者への説明にもあたります。
今年はドイツ・リューネブルク市との「姉妹都市盟約締結50周年」の節目の年なので、日独の交流が一層活発になりそうです。
――国際交流の意義は
異文化に触れることは人生を…