試合後、監督の話を聞く市伊丹の選手たち=2025年7月5日午後5時8分、豊岡、菱山出撮影

 (5日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会1回戦 北須磨35―0市伊丹)

 市伊丹は、北須磨に2本塁打を含む26安打を浴び、0―35で五回コールド負けしたが、ベンチ入りした部員9人で踏ん張った。

 一人でもけがをすれば、人数不足で試合ができなくなる。三回、三塁手の仲谷蒼一郎選手(1年)の右足がつった。だが、休憩をはさんでグラウンドに戻ると、公式戦で初めて投手も務め、打たれながらもアウトを重ねた。試合後、「これからもこつこつ頑張ります」と語った。

 若林広純主将(3年)は「悔しさもあるが、達成感もある。試合の負けは大学合格でリベンジしたい」。高橋史明監督は「少ない部員でよくやってくれた」と選手たちをねぎらった。

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