物価上昇の勢いが再び強まりつつある。1月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が109.8となり、前年同月より3.2%上がった。伸び率は前月の3.0%より大きく、3カ月連続で拡大した。生鮮食品もふくめると4.0%の上昇で、2年ぶりに4%台に乗った。
総務省が21日に発表した。生鮮食品をのぞいた総合指数は、3年5カ月連続で上昇した。伸び率が日本銀行が目標にする「2%」以上となるのは、2年10カ月連続だ。さらに、3%以上が続いたのは、22年9月~23年8月に1年間連続して以来だ。
今年1月は、前月に続いて身近な食べものの値上がりが目立った。コメ類は70%を超す上昇となり、比較できる1971年以降で最大の伸びを4カ月連続で更新した。チョコレートも30%超上がり、コメが主原料のおにぎりも9.2%上がった。
一部の生鮮食品の高騰も、天…