物価

 総務省が21日発表した1月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が109・8と、前年同月比3・2%上昇した。1年7カ月ぶりの高い伸びで、米類の上昇率は70・9%と過去最大を更新した。野菜の高騰などが影響し、生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数も4・0%上昇と、2年ぶりの高さとなった。

 生鮮食品を除く食料は5・1%プラス。米類は需給の引き締まりに加え、生産コストが上乗せされ、上昇率は4カ月連続で過去最大となった。生鮮食品は21・9%プラスで、04年11月以来の高い伸び。昨夏の猛暑などが響き、キャベツの上昇率は3倍、白菜は2倍に達した。

 生鮮食品を除く総合指数は41カ月連続の上昇。このほか生鮮食品とエネルギーを除く総合指数も2・5%上昇した。

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