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男児が暮らしていた集合住宅=2024年10月8日、大阪市平野区、宮坂知樹撮影

 大阪市平野区長吉出戸8丁目の集合住宅3階の一室で、7日正午ごろ、この部屋に住む1歳6カ月の男児が「息をしていない」と母親から119番通報があった。搬送先の病院で死亡が確認され、大阪府警は8日、司法解剖の結果、死因は腹腔(ふくくう)内出血と発表。何者かが男児の腹部に暴行を加えた可能性があるとみて、殺人や傷害致死容疑を視野に調べる。

 捜査1課などによると、亡くなったのは西村結翔(ゆいと)ちゃん。20代の母親が、布団の上でうつぶせの状態で顔が青くなり、口を閉じた状態の結翔ちゃんを発見し、通報した。この家には母親の交際相手の20代男性も普段出入りをしているといい、府警が2人から事情を聴いている。

 8月23日には、自宅で哺乳瓶に入ったミルクが体にかかり、結翔ちゃんが入院。病院から連絡を受けた児童相談所が、府警に家庭環境などの情報がないか問い合わせていたという。

 現場はJR八尾駅から南西に約2キロの住宅街。(田添聖史)

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