完投した初芝橋本の増田投手=紀三井寺、白木琢歩撮影

(10日、春季近畿地区高校野球大会和歌山県予選準決勝 星林2―1初芝橋本)

 1点差で惜敗した初芝橋本。準決勝までの3試合を無失点で勝ち抜き、夏のシード権を獲得した堅守のチームだ。ここまで継投で乗り切ってきたが、この日は投手陣の中心である増田広大投手(3年)が131球で完投した。

 東武志監督は「今日は調子がもう一つだったが、春季大会では切れるスライダーをうまく使えるようになってきた」と話す。

 増田選手は「球が浮いてカウントを崩し、直球を狙われた」と反省する。「打たれたときに気持ちが少し落ちてしまうのが課題。夏は決勝まで無失点でいきたい」と前を向いた。

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