県議になるため、町長やめます――。町長として3期目の任期が始まってわずか1週間で辞意を表明し、県議補選に立候補した候補者が11日、初当選を果たした。批判票も見込まれる中、前職との一騎打ちを898票差で制し、「住民の理解が得られたということだと思う。これからの仕事でご期待にお応えしないと」と語った。
舞台となったのは、能登半島にある石川県羽咋(はくい)市と宝達志水町。町長の職と引き換えに県議補選に臨んだ神社禰宜(ねぎ)の無所属新顔、宝達典久氏(47)は11日夜、当選を知ると、涙目になりながら何度も支援者に頭を下げた
騒動のはじまりは、両市町がエリアとなる羽咋市・羽咋郡南部選挙区(被選挙数1)のベテラン県議の急死だった。
自民県連最高顧問で当選11…