統計

 帝国データバンクは5日、今年1~6月に倒産した企業の件数(負債額1千万円以上)が前年同期比22.0%増の4887件になったと発表した。上半期として2年連続で増加し、過去10年で最多となった。急速に進む円安や人手不足が経営を圧迫している。

 業種別で最も多かったのは、サービス業の1228件(前年同期比28.2%増)。次いで小売業の1029件(同23.4%増)で、中でも飲食店が2000年以降で最多の435件(同15.1%増)となった。

 目立ったのが、焼き肉店を経営する企業の倒産で、同2.5倍の20件になった。焼き肉店は、コロナ禍や「一人焼き肉」の人気で出店が相次いだが、円安で輸入牛肉の価格が上昇。人件費も上がり、店舗の運営が厳しくなっているという。

 人手不足を理由とする倒産も…

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