今年も「水曜どうでしょうキャラバン」が始まります。トラックに売り物とテントを積んで全国各地へ行商の旅。今年で10年目となりました。
2013年、「水曜どうでしょう祭」が開催され、会場となった札幌・真駒内セキスイハイムスタジアムに全国から数万人のファンが集まりました。そんな大きなイベントが終わったあと、こう思ったんです。「次はオレたちが全国各地に足を運ぼうよ」「別にスーパーの駐車場でもいいし、空き地でもいい、とにかく来てほしいというところがあれば行こう」と。そして「どうでしょう祭で売れ残ったグッズを売りさばこう」と、そんな邪心も胸に秘めて翌年からキャラバンがスタートしました。
最初の会場は秋田駅前の広場でした。札幌から荷物を満載したトラックを運転し、十数人のスタッフがバスに分乗して会場に到着する。売り場のテントをみんなで手分けして設営するも、初めてのことなので四苦八苦。予定の開場時間が迫っているのに設営が間に合わない。ようやく設営が終わればすぐに開店。そうして一日中売り場に立ち、夕闇が迫るころ、テントの撤収作業が始まる。
「こりゃ無理だ」と思って…