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ISに拉致され、パレスチナ自治区ガザから解放されたとされるヤジディ教徒の女性。第三者提供=ロイター

 イスラエル軍は3日、10年前にイラクで過激派組織「イスラム国」(IS)に誘拐され、その後、パレスチナ自治区ガザに連れ去られたとされるヤジディ教徒の女性を、米国などと協力した作戦によって救出したと発表した。

 ヤジディ教徒はイラクなどに住む少数派。イスラエル軍によると、女性は11歳のときにISに拉致され、現在21歳。「イスラエルや米国、その他の国際的な関係者で調整した複雑な作戦」によって、ガザから秘密裏に救出したとした。イラク外務省も同日発表し、女性が解放されるまで、関係当局との調整の下で複数の国を経由していたことを明らかにした。

 英BBCによると、ISは2014年、計3千人超のヤジディ教徒を殺害し、約6千人を捕虜にしていた。(エルサレム=加藤あず佐)

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