総務省が22日発表した10月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が108.8と、前年同月比2.3%上昇した。38カ月連続のプラスとなったが、伸びは2カ月連続で鈍化。米類が過去最大の上昇率を記録した一方、政府による電気・ガス代負担軽減策でエネルギーの上昇幅が縮小した。
生鮮食品を除く食料は3.8%上昇。このうち米類の上昇率は58.9%だった。
エネルギーの上昇率は2.3%。電気代が4.0%、都市ガス代が1.8%それぞれ上昇した。ガソリンは0.4%下落した。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数の上昇率もそれぞれ2.3%だった。