猫や犬の避妊手術を怠るなどして数が増えすぎ、飼育できなくなる「多頭飼育崩壊」。相模原市は、民間の動物愛護団体や市の獣医師会などとスクラムを組み、対策に乗り出している。
「近所におびただしい数の猫を連れた人が引っ越してきた。病気の猫もいるみたいです」
昨年11月、市民からの連絡を受け、ペット行政を担う生活衛生課の職員らが現地を確認すると、一軒家に暮らす飼い主の女性は、世話が追いつかず困っていると認めた。
室内には、見える範囲だけでもチンチラが40匹ほどいるようだった。
角膜を損傷、眼球を摘出した猫も
長毛種のケアには欠かせないブ…