海の安全と豊漁を願い、神湊港に向かってパレードするご神体を乗せた御座船と漁船=2024年10月1日午前9時49分、福岡県宗像市沖の玄界灘、朝日新聞社ヘリから、日吉健吾撮影

 世界文化遺産に登録されている宗像大社(福岡県宗像市)の秋季大祭が1日、「みあれ祭」を皮切りに始まった。

 みあれ祭は年に一度、離島の沖ノ島にある沖津宮(おきつみや)と大島にある中津宮(なかつみや)のご神体を、本土の辺津宮(へつみや)に迎える祭り。午前にあった海上神幸では、ご神体を乗せた「御座船」2隻を囲むように、大漁旗を掲げた100隻以上の漁船が大島港から神湊港までの海上をパレードした。

 神湊港では観光客らが出迎え、二つのみこしを氏子や地元有志、古式ゆかしい装束に身を包んだ小中学生らが列をなし辺津宮まで運んだ。(上田真美)

【動画】宗像大社の海上神幸「みあれ祭」=加久雅之、上田真美撮影

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