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【動画】ノルマンディー上陸作戦から80年。米カリフォルニアで暮らす退役軍人がTikTokなどで発信している

 世界史の流れを決めた80年前の「史上最大の作戦」の現場で、従軍した兵士のほか、米国や西欧、ウクライナの首脳が一堂に会した。目の前の国際情勢が、かつてない危機感とともに、歴史の記憶を呼び覚ましている。元米兵の実体験に続き、バイデン大統領の演説や歴史的視点を踏まえて、いまの米国と欧州が置かれた状況について詳しく報告する。

 米カリフォルニア州に住むジェイク・ラーソンさん(101)は6日、フランス北西部ノルマンディーの通称オマハビーチを訪れた。80年前の早朝、上陸した地だ。

 1944年6月6日。史上かつてない規模の上陸作戦は、悪天候で予定より1日遅れていた。当時は21歳。神経が高ぶり、この時点で72時間寝ていなかった。上陸用舟艇から降りるとすぐ、あごまで海水が迫る。ライフルを頭上に掲げながら、浜を目指した。

80年前のノルマンディー上陸作戦を振り返るジェイク・ラーソンさん=2024年5月22日、カリフォルニア州マーティネズ、下司佳代子撮影

 オマハビーチは連合国が目指した五つの浜のなかでも、特に死傷者が多かった。死体が至る所に転がっていた。時々、水しぶきが上がるのが見える。誰かが地雷を踏んだのだ。前を行く仲間の足跡を踏むように心がけ、進んだ。

 機関銃が二つの方向から放た…

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