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完成した書道作品を見せる書道部員たち=2025年1月10日午後4時57分、高知市丸ノ内2丁目、原篤司撮影
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 110番の適切な利用を呼びかけようと、高知県警は「110番の日」の10日、県警本部で啓発のためのイベントを開いた。土佐女子高(高知市)の書道部員6人が警察官の制服姿で筆を持ち、縦3メートル、横5メートルの大きな作品を書き上げるパフォーマンスを披露した。

 県警通信指令課によると、昨年1年間の県内の110番通報は4万8041件で、そのうち約47%が緊急性がないものだったとしている。通報が集中すると警察活動に支障が出る恐れがあり、警察相談専用電話「#9110」の活用を呼びかけている。

 6人のうち副部長を務めている、双子の姉妹の勝賀瀬颯(さら)さん(17)と煌(きら)さん(17)は、一日通信指令課長にも任命された。6人は全員2年生で、このパフォーマンスで引退する。将来の夢は警察官という颯さんは「最後にこのイベントを全力で楽しめました」、煌さんは「110番でも自転車の乗り方でも、ルールを守ってほしいという思いを込めて書きました」と話した。

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