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オルツの主力商品「AI GIJIROKU(議事録)」のホームページ

 売上高を過大計上した疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けた東証グロース上場の「オルツ」(東京都港区)は28日、第三者委員会による調査報告書を公表した。2024年までの4年間で計119億円を過大計上したと認定。米倉千貴社長は28日付で辞任した。

 人工知能(AI)技術を利用したサービスを開発するオルツは20年、会議のやりとりを自動でまとめるサービス「AI GIJIROKU(議事録)」を発売。第三者委の報告書によると、21年6月ごろから25年3月まで、このサービスについて実態のない売り上げを計上した。

 AI議事録を含めた単年度の売り上げのうち、9割超が過大計上だったこともあったという。

 オルツはまず、「広告宣伝費…

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