見ごろを迎えた、あしかがフラワーパークの大藤=2025年4月26日、栃木県足利市、嶋田達也撮影

 樹齢160年を超える大藤が栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」で見ごろとなり、多くの人でにぎわっている。

 藤棚の広さは2本で1200畳(約2千平方メートル)。花房は1.8メートルまで伸びる。多い年には1本の幹から約8万房の花をつけるという。花々は風に揺られながら、甘いにおいを漂わせていた。

 岩手県釜石市から訪れた70代の女性は「感動しました。いつか来たいと思っていました。来てよかった」と話していた。

  • 「飛び石」GWでも渋滞や混雑 知られざる回避術やお得なサービス

 同園によると、天候にもよるが大藤はゴールデンウィーク中は見ごろが続き、長さ約80メートルの「白藤のトンネル」はまもなく見ごろという。園内には約350本のフジがあり、次々と見ごろを迎える。

 ゴールデンウィーク中は午前7時から午後9時まで開園しており、夜はライトアップも行われる。同園では4月から5月にかけて約60万人が来園すると予想している。近年は外国人旅行客が増えているという。

 2018年に近くを走るJR両毛線に「あしかがフラワーパーク駅」が開業しており、周辺道路の渋滞を避けるため、鉄道での来場を呼びかけている。

  • パンダショック、和歌山に激震 駆け込み客急増 「効果」6月までか
見ごろを迎えた、あしかがフラワーパークの大藤=2025年4月26日、栃木県足利市、嶋田達也撮影

共有
Exit mobile version