小松高体育館で練習する小松中吹奏楽部=2024年9月29日午前11時16分、愛媛県西条市小松町新屋敷乙、戸田拓撮影

 吹奏楽の響きと隊列行進の美しさを競う、第37回全日本マーチングコンテスト四国支部大会(四国吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が10月5日、徳島県鳴門市で開かれる。中学生の部の愛媛県代表として出場する西条市立小松中は、13人のメンバーで全国大会を目指す。

 マーチングコン愛媛県大会は、9月7日に松前公園体育館(松前町)であり、中学生の部に初出場した小松中が銀賞で、県代表に選ばれた。高校以上の部では小松高が金賞、今治南高が銀賞でそれぞれ県代表になり、3校は四国支部大会進出を決めた。歩き方などの規定課題がなく自由な演技を競うB部門では、松山東雲中・高が金賞、松山市立拓南中が銀賞を受けた。

 小松中吹奏楽部は小編成だが、今年度の吹奏楽コンクールでも四国支部大会進出を果たした。「吹いて奏でて楽しい」が部のモットーだ。近くにある小松高吹奏楽部とは、地域の文化祭での共演など交流が盛んだ。マーチングの第一人者である小松高の杉村征彦(ゆきひこ)顧問(48)の指導を受け、同高の体育館で高校生と一緒にステップを踏むなど、練習に励んでいる。

 和田徳香部長(3年)は「昨…

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