第107回全国高校野球選手権愛知大会 高蔵寺―名古屋たちばな 力投する高蔵寺の芹沢大地投手=2025年7月6日、岡崎レッドダイヤモンド、松本敏博撮影

 (6日、第107回全国高校野球選手権愛知大会2回戦 名古屋たちばな6―0高蔵寺)

 高蔵寺のプロ注目左腕・芹沢大地投手(3年)が2回戦で散った。

 相手は昨秋県大会3位の名古屋たちばな。「最初から全力で行く」と決めていた。一回、1番打者に対し自己最速の151キロで見逃し三振を奪った。

 しかし、腰痛もあり万全ではなかった。速球対策として近距離から投げる球を打つ練習をしてきた相手打線に、少しずつ対応された。三回に先制打を浴び、四回には長打から2失点。続くピンチは中堅の吉田大河選手(3年)の好捕でしのいだが、終わってみれば自己最多の6失点と攻略された。

 卒業後は社会人野球に進み、実力を磨き直すという。甲子園の夢は果たせなかったが、「(3年生)17人が誰も途中でやめず、最後にひとつ勝ててよかった」。

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