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 (7日、第107回全国高校野球選手権滋賀大会1回戦 河瀬2―0伊吹)

 2失点で投げきった伊吹の稲田健汰投手(2年)は試合後、涙がとまらなかった。「長い夏にしようと臨んだが、ふがいない」

 身長156センチの体をいっぱいに使って投げ、五回まで無失点に抑えた。六回に河瀬打線につかまり、七回には3連打を浴びた。

 「抑えてやる、の気持ちがはやってしまった。秋からも背番号1をつけ、来春の選抜大会に絶対に出たい」

 捕手の草野圭吾主将(3年)は「伸びしろがある投手。オフに体を大きくして力を上げてほしい」。伊吹嵐太郎監督も「ベスト投球だった。1、2年生で7人いる投手陣を引っ張ってほしい」と次を見すえた。

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