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 農林水産省が12日に発表した全国のスーパーで販売するコメ5キロの平均価格は税込み4214円と、前の週より19円下がった。18週ぶりとなったコメの価格下落について、茨城大学の西川邦夫教授(農業経済学)は政府が放出を続ける備蓄米と、需給ギャップとの関係に注目する。

  • コメが18週ぶり値下がり、5キロ4214円 スーパー約1千店調査

 ――高騰を続けていた米価が下がりました。

 3月から農水省は価格が安い備蓄米を一定量放出し、それらが徐々に棚に並び始めています。新米の端境期の7月まで毎月備蓄米を放出する方針で、加えて2025年産の生産量が2%弱増えるとみられることが背景にあると考えています。

写真・図版
備蓄米が使われたブレンド米。ふっくらと炊きあがった=2025年3月31日午後2時41分、東京都墨田区

 ――なぜ、コメの価格の高騰が続いたのでしょうか。

 コメの供給不足です…

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