スペイン・マドリードで14日に開催された米中貿易協議で、ベッセント米財務長官(右)と中国の何立峰副首相がポーズをとった。米財務省提供=ロイター

 米中両国の閣僚級の貿易交渉が14日、スペインのマドリードで始まった。ロイター通信によると、初日は中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」や関税に関わる問題が議論された。協議は15日も継続するという。

 トランプ米大統領は15日、自らのSNSに「欧州での米中貿易会談はとてもうまくいった」と投稿した。また、「金曜日に習近平(シーチンピン)国家主席と話す」とも明記し、今月19日に何らかの形態で米中首脳会談を開くことを予告した。

 今回の協議には、米国からベッセント財務長官とグリア米通商代表部(USTR)代表、中国から何立峰(ホーリーフォン)副首相らが参加している。米財務省はロイターを通じて、ベッセント氏と何氏が握手をする写真を公開した。

 米側が今回の主要な議題としているのが、膠着(こうちゃく)状態が続いているティックトックの扱いだ。

 米国では昨年、情報漏洩(ろ…

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