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二回表無死一塁、二塁打を放つ札幌稲雲の山下裕士投手=2025年6月29日、モエレ沼、朽木誠一郎撮影
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(29日、第107回全国高校野球選手権南北海道大会札幌地区Fブロック代表決定戦 札幌大谷11―1札幌稲雲 5回コールド)

 2点を追う二回表無死一塁、札幌稲雲のエース山下裕士投手(3年)が打席に立った。高めの直球を狙い打ち。無死二、三塁の好機に広げた。

 1年生から公式戦に登板。夏の1回戦で好救援して勝利を呼び込んだ。しかし昨夏は故障でマウンドに立てず、この夏にかける思いは強かった。

 二回裏には、遊撃手とのアイコンタクトで二塁走者を牽制(けんせい)アウトにしとめ、ピンチを切り抜けると笑顔を見せた。敗れはしたが「きょうが自分の100%。悔いはありません」。

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