難しいとされる「20世紀美術」の魅力を探る座談会が9日、大阪市北区の中之島会館で開かれた。隣接する中之島香雪美術館で開催中の「大原美術館所蔵 20世紀美術の巨匠たち♡」の出品作を題材にして、落語家で美術愛好家の桂南光さんの疑問に、香雪美術館の蓑(みの)豊館長、有木宏二学芸部長が答えた。
座談会では、20世紀初頭のキュビスムやシュールレアリスム、1940年代の抽象表現主義の作品を経て、60年代のポップアートを代表する作品の一つ、アンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」(67年)を取り上げた。
マリリン・モンローがアート?
「世界に知られた女優さん。写真も映画もいっぱい残っている。それをなぜ、こんな形にしたのでしょうか」と南光さん。
蓑さんは「マリリン・モンロ…