沖縄戦などの犠牲者らの名を刻む「平和の礎(いしじ)」=2022年6月、沖縄県糸満市、木村司撮影

 沖縄県出身の20代と共に、戦争体験の継承について考えるイベントが21日に大阪市大正区で開かれる。戦後80年を迎えて沖縄戦の体験者から話を聞くことが難しくなる中、記憶をつなぐ新たな方法を探る。

 沖縄戦の記憶を聞きとり、記録してきた「聞き手」に焦点を当てて研究をしている大阪大学博士後期課程の石川勇人さんと、沖縄戦や基地問題について発信している慶応大学4年生の崎浜空音(そらね)さんが登壇。来場者とのディスカッションもある。

 主催者の1人で関西沖縄文庫主宰の金城馨さんは「様々な世代が対話しながら、平和とは何か考える場にしたい」と話す。

 同区千島2丁目6の15の大正会館3階ホールで午後2時から。料金は1千円。学生以下と障害者は500円、介助者は無料。問い合わせは金城さん(090・3943・8814)まで。

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