新潟県上越市は14日、5日にあった「二十歳(はたち)を祝うつどい」で記念品として配ったチタン製定規で、15センチとされた目盛り部分が正確な長さより2ミリ短かったと発表した。市によると、目盛りを刻むレーザー刻印機のトラブルが原因とみられ、市は「交換を希望する人にはメーカーが対応する」としている。記念品は参加者1369人に配られた。11日に参加者から「長さが合わないのでは」との連絡が寄せられて発覚した。
製造した新和メッキ工業(同市)は14日、おわびをホームページに掲載。「準備が完了し次第、返品交換の方法についてお知らせします」と記している。瀧見直晃社長は朝日新聞の取材に、2年前から同様の不具合が発生していた可能性を明らかにし、「検品の態勢が整っていなかった」と語った。