「親子で作文・スクラップ教室」(朝日新聞社、朝日学生新聞社主催、徳島市教育委員会後援)が22日、市生涯福祉センターで開かれた。新聞を使って、文章の書き方のコツなどを学ぶ体験型講座で小中学生と保護者26組61人が参加した。
最初に教育情報メディア「朝日新聞EduA(エデュア)」で「200字まとめ作文」を連載中の教育アドバイザー・清水章弘さんが動画で登場した。
新聞は記事のまとめが書いてある見出しから読むと理解が早まることや、作文は「意見、理由、経験、結論」を意識すると上手にまとめられることなどを伝えた。
参加者は、自分の意見をまとめる力を身につけるきっかけとして、タレントの「習い事」への考えを掲載した朝日新聞を読み、賛成や反対の意見などを200字でまとめることに挑んだ。
また時事問題への関心を高めてもらうため、朝日新聞と朝日小学生、中高生新聞に掲載した記事を切り抜いてノートに貼り、感想などを書き込むスクラップ帳づくりも取り組んだ。
吉野川市鴨島町から父親と参加した4月から中学1年生の加藤晴陽(はるひ)さん(12)は家族と新聞を通して時事問題に関心を持つことをしているという。「分かりやすく教えてもらって作文がうまく書けた。中学生になってもできると思う」と話した。