国際宇宙ステーション(ISS)に約200日滞在した古川聡宇宙飛行士(60)が24日、オンラインで記者会見を開いた。自身2度目の宇宙滞在を「地上の仲間とのチームワークで課題を乗り越えられた」と振り返った。
古川さんは昨年8月下旬から、上空約400キロの軌道を回るISSに滞在。日本の実験棟「きぼう」での実験や超小型衛星の放出などに取り組み、3月12日に地球に帰還した。
前回の2011年の滞在との違いについては、「民間企業による宇宙開発が進んでいることが印象的だった」と語った。今回、古川さんが乗った宇宙船は、米スペースX社が開発したもので、「きぼう」では民間企業と一緒に進めている実験にも参加したという。
また、水を再利用する実験や…