こども家庭庁内のイベントスペース入り口=東京都千代田区

 2024年に全国の保育所や幼稚園などで子どもが重篤なけがを負うなどした事故は3190件で、前年より418件増え、集計を始めた15年以降でもっとも多かった。こども家庭庁が31日、発表した。死亡は3件で前年より6件減った。

 集計の内訳は、死亡事故、意識不明の状態になった事故、治療に必要な期間が30日以上のけがや病気などの事故。死亡事故の主な死因は、乳幼児突然死症候群(SIDS)、窒息、病死が1件ずつで、発生時の状況は睡眠中が2件、食事中が1件だった。年齢は0歳と1歳だった。

 重篤なけがなどの3187件のうち、骨折が2537件で約8割を占め最多で、意識不明になる事故が13件、やけどが10件、その他のけがなどが627件だった。

 同庁の担当者は、過去最多と…

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