住宅金融支援機構は15日、2024年度の個人向け住宅ローンの貸出残高は227兆1743億円で、過去最高を更新したと発表した。増加は15年連続。
同機構は日本銀行や金融機関の業界団体などのデータをもとに、1989年から調査している。住宅ローン残高は176兆円となった2010年度から増え続け、23年度(221兆3085億円)よりも約5.8兆円増えた。金融緩和政策によって低金利が続いたことなどから、住宅ローンを組む需要があり、不動産価格の上昇もあいまって残高が増えたとみられる。
24年度は新規の貸出額も21兆9436億円で、23年度(20兆8753億円)よりも約1兆円増え、2年連続で増加した。
日本銀行は24年3月にマイ…